楽天モバイルとIIJmio比較|料金とeSIM
楽天モバイルとIIJmioを比べるなら、まず毎月のデータ量と電話のかけ方をそろえましょう。
楽天モバイルは国内データを多く使う人やRakuten Linkで対象の国内通話をかける人、IIJmioは必要な容量を選び、通常月の固定費を抑えたい人が検討しやすいサービスです。
選ぶ前に押さえたい結論
- 月25〜35GBでも、基本料金だけならIIJmioが低い。「20GBを超えるから楽天」とは限りません。
- 通話込みでは結論が変わる。楽天の無料通話はRakuten Link利用が条件。IIJmioは標準電話アプリで使える通話定額を足して比べます。
- eSIMの当日開通は保証されない。両社とも端末対応、本人確認、MNP手続きの完了が必要です。
この記事は、電話番号を使う通常のRakuten最強プランと、IIJmioギガプランの音声SIM・音声eSIMを中心に比較します。
Rakuten最強U-NEXT、データ専用プラン、期間限定の割引・増量、端末値引きは基本料金の比較に含めません。
最終確認:2026年10月11日(日本時間)。
金額は税込。
各種サービス料、対象外の通話・SMS、端末代などは別途です。
Contents
楽天モバイルとIIJmioはどんな人に合う?

楽天モバイルを検討しやすい人
- 動画やテザリングでデータを多く使い、容量を使い切るたびに追加購入したくない
- Rakuten Linkの使い方と対象外番号を理解し、対象の国内通話をよくかける
- 自宅・職場・通勤先が利用エリア内で、使う端末の対応も確認できている
国内データは無制限ですが、混雑時などには公平なサービス提供のため速度制御される場合があります。
月額の上限が決まっていても、どの場所でも同じ速度で使えるわけではありません。
IIJmioを検討しやすい人
- 月2〜35GB程度に収まり、使う容量に合わせてプランを選びたい
- 余った基本データ容量の翌月繰り越しや、同一mioID内のデータシェアを使いたい
- 音声回線はドコモ網・au網から選び、標準電話アプリを使い続けたい
一方、容量超過後も高速通信を大量に使い続けたい人は、追加データ代や上位プランまで含めた見積もりが必要です。
エリア図や理論上の最高速度から、普段の通信速度の優劣までは判断できません。
出典:楽天のプラン詳細、楽天の通信エリア、IIJmioの基本仕様。
通常料金を同じデータ使用量で比較
電話番号付き・1回線・割引なしで比べる
下表のIIJmioは、その月の使用量を基本容量だけでまかなえるプランを選んでいます。
繰り越し・シェア・追加購入は使わず、通話料や定額オプションも加えていません。
| 実際に使う量 | 楽天モバイル | IIJmioの選択プラン | IIJmio |
|---|---|---|---|
| 2GB | 1,078円 | 2ギガ | 850円 |
| 3GB | 1,078円 | 5ギガ | 950円 |
| 5GB | 2,178円 | 5ギガ | 950円 |
| 10GB | 2,178円 | 10ギガ | 1,400円 |
| 15GB | 2,178円 | 15ギガ | 1,600円 |
| 20GB | 2,178円 | 25ギガ | 2,000円 |
| 25GB | 3,278円 | 25ギガ | 2,000円 |
| 35GB | 3,278円 | 35ギガ | 2,400円 |
| 45GB | 3,278円 | 45ギガ | 3,300円 |
| 55GB | 3,278円 | 55ギガ | 3,900円 |
楽天は3GB以下が1,078円、3GB超〜20GBが2,178円、20GB超が3,278円です。
3GBちょうど・20GBちょうどは、それぞれ下の料金区分に入ります。
たとえば月35GBならIIJmioの基本料金は楽天より878円低く、月45GBなら楽天が22円低い計算です。
小さな差なら、通話料・繰り越し・初期費用で逆転し得ます。
基本料金だけを「毎月必ず節約できる額」とは考えないでください。
出典:IIJmioの通常月額料金、楽天の通常料金。
差額は掲載料金からの計算です。
家族で使うなら、割引の条件もそろえる
楽天の最強家族割は、対象回線がグループに参加すると月110円引きです。
IIJmioは同一mioIDでギガプランの音声SIM・音声eSIMを2回線以上利用し、割引への申し込み、有効な登録メールアドレス、ご案内メールの受信設定などの条件を満たすと、音声回線1回線あたり月100円引きになります。
家族2人がそれぞれ月5GB使い、家族割だけが通常月の全体に適用される例では、楽天は2,068円×2回線=4,136円、IIJmioは850円×2回線=1,700円です。
どちらも端末代・通話料などは別。
年齢別特典や光回線セット割は加えていません。
IIJmioは家族でもmioIDが別なら、この家族割や同一mioID内のデータシェアは使えません。
2人分の通信量を合計して、楽天1回線の料金として計算することもできません。
出典:最強家族割、IIJmio家族割引の条件、IIJmioデータシェア。
楽天の使用量の見方は、8GB・9GBの料金とデータ利用量の確認方法も参考にしてください。
通話料を足すと、どちらが安い?
Rakuten Linkを使うか、標準電話アプリを使うか
楽天は、Rakuten Linkから発信する対象の国内通話が無料です。
0570などの対象外番号があり、OS標準の電話アプリでかける国内通話は原則22円/30秒。
発信方法を確認せず「電話代はすべて0円」と見積もることはできません。
IIJmioの通常の国内通話料は11円/30秒です。
標準電話アプリで使える通常月額のオプションは、通話定額5分+が500円、10分+が700円、かけ放題+が1,400円。
0570などは対象外で、時間制の上限を超えた分は原則11円/30秒です。
楽天にも標準電話アプリ向けの15分(標準)通話かけ放題があり、通常月額は1,100円です。
IIJmioの5分・10分定額と時間条件が異なるので、同じ「かけ放題」とまとめず、普段の1回あたりの通話時間で選びましょう。
出典:Rakuten Link、楽天15分(標準)通話かけ放題、IIJmio通話定額、IIJmio通話料。
月5GBの例でも、発信方法で支払いが変わる
- 標準電話アプリで対象の国内通話を月10分:1回10分ちょうど、通話定額なしなら、楽天は2,178円+440円=2,618円、IIJmioは950円+220円=1,170円。
- 長電話のために時間制限のない対象国内通話を使いたい:楽天はRakuten Link利用なら基本料金2,178円、IIJmioは5ギガ+かけ放題+で2,350円。
上の例は割引・初期費用・端末代・各種サービス料・対象外通話などを除いた計算です。
後者は発信アプリとサービス条件が異なります。
料金差だけでなく、アプリを使い分けられるかも判断材料にしてください。
繰り越しとSIMの種類を混同しない
IIJmioの基本容量は翌月末まで。追加データは別ルール
IIJmioギガプランで毎月付与される基本容量は、付与月の翌月末まで使えます。
5ギガプランで3GB使い、2GB残れば、その2GBを翌月に持ち越せる仕組みです。
利用開始月の基本料金と容量は原則日割りになります。
一方、ギガプラン専用の追加データは1GBあたり220円で、有効期限は購入月末です。
追加購入した分まで翌月に繰り越せるわけではありません。
高速データを使い切ったときなどは最大300kbpsとなり、この低速状態で3日あたり366MBを超えると、さらに速度を制限する場合があります。
楽天は使ったデータ量に応じてその月の料金が決まるため、未使用の基本容量を翌月へ積み立てる仕組みではありません。
「繰り越しで足りる月」と「追加データが必要な月」を分けて考えると、IIJmioに必要な容量を選びやすくなります。
出典:IIJmioの容量・追加データ・速度制御、楽天の段階制料金。
IIJmioの440円のeSIMは、音声付きプランではない
IIJmioの2ギガ・月440円は、ドコモ網を使うタイプIのデータeSIMです。
電話番号を引き継いで通話やSMS認証に使いたい人は、音声SIM・音声eSIMの料金で比較してください。
| 種類 | 回線・形状 | できること |
|---|---|---|
| 音声SIM・音声eSIM | タイプD(ドコモ網)/タイプA(au網) | 電話番号を使った音声通話・SMS・データ通信 |
| SMS SIM・SMS eSIM | タイプD/タイプA | SMS・データ通信。電話番号を使った音声通話は不可 |
| データSIM | 物理SIMはタイプD | データ通信のみ |
| データeSIM | タイプA(au網)/タイプI(ドコモ網) | データ通信のみ。タイプIは5G非対応 |
データeSIMのタイプAとタイプIは料金も異なり、2ギガならそれぞれ740円と440円です。
タイプDのSMS SIM・SMS eSIMも5G非対応です。
音声・SMS・データという機能、回線、物理SIMかeSIMかを別々に選びましょう。
出典:IIJmioのeSIM種類と対応、種類別の通常料金、基本仕様・5Gの対象外条件。
初期費用・端末代まで含めて見積もる
IIJmioは初期費用と発行手数料が別
IIJmioの通常の初期費用は1プランごとに3,300円です。
これにSIMカードまたはSIMプロファイルの発行手数料を足します。
| 申込先・SIM | 契約時の費用 |
|---|---|
| 楽天・SIMカード/eSIM | 契約事務手数料は累計4回線目まで0円。累計5回線目以降は対象回線ごとに3,850円 |
| IIJmio・音声SIM タイプD | 3,300円+433.4円=3,733.4円 |
| IIJmio・音声SIM タイプA | 3,300円+446.6円=3,746.6円 |
| IIJmio・音声eSIM タイプD | 3,300円+433.4円=3,733.4円 |
| IIJmio・音声eSIM タイプA | 3,300円+220円=3,520円 |
表は期間限定の初期費用割引やパッケージ特典を入れていません。
IIJmioは端数処理により実際の請求額が異なる場合があります。
申込画面で適用される費用を確認してください。
楽天の累計は、2020年4月8日以降の解約済み回線も含む契約履歴で判断されます。
ただし、プラン変更、初期契約解除、譲渡・承継を受けた場合などには算定上の除外規定があります。
「今は1回線しか持っていない」だけでは無料と決まりません。
出典:IIJmioの初期費用・発行手数料、楽天の各種手数料、楽天の料金表・累計の注記。
スマホを買う人は、同じ機種・容量の支払総額で比較する
回線料金の表には新しいスマホ代や、今の端末の残債を入れていません。
端末セットを選ぶ場合は、同じ機種・容量・支払方法で、端末代、回線料金、必要なオプション、返却条件、残債を並べてください。
期間限定の月額割引と通常料金、後日付与されるポイントと今払う金額は分けてメモしましょう。
特典の適用条件や在庫を確認できていない段階で、ポイント全額を現金の値引きとして差し引くと、必要な支払いを見誤ります。
楽天で口座振替を使う場合は月110円の手数料も加わります。
ここまでの比較例は、支払方法に伴う手数料も除いたものです。
端末残債の確認:IIJmio乗り換えガイド。
口座振替:楽天の手数料一覧。
eSIM・MNPは「当日保証」で選ばない
両社とも、端末と本人確認が先
eSIMならカードの配送を待たずに進められますが、申し込み完了と開通完了は別です。
IIJmioは音声eSIMの最短当日利用を案内しており、20時30分〜翌9時の開通手続きは翌9時以降になる場合があります。
楽天のMNP転入手続きは、9〜21時が当日開通の時間帯で、21時1分〜翌8時59分は翌9時以降です。
21時直前などでは翌日になる場合もあります。
これは申し込み・本人確認にかかる時間まで含めた保証ではありません。
どちらが何分速いという実測比較は、この記事では行っていません。
本人確認の不備や混雑、メンテナンス、端末設定で遅れる可能性があるため、仕事や旅行の直前に唯一の回線を切り替える日程は避けましょう。
出典:IIJmioの利用開始までの日数、楽天のMNP受付・開通時間。
申し込む前の確認順
- 端末の型番・購入元を確認:楽天の対応製品とIIJmio動作確認端末で照合します。eSIM対応というだけで全機能が使えるとは限りません。
- SIMの機能と回線を決める:電話番号を引き継ぐなら音声回線を選択。IIJmioのタイプD音声eSIMにはEIDの対応条件もあります。
- 本人確認とMNPの準備:転出元の契約名義を確認し、ワンストップの可否や予約番号の要否を公式手順で確認します。
- 初期設定用の通信環境と時間を確保:Wi-Fiなどを用意し、旧回線を先に単独解約せず、案内された順序で切り替えます。
IIJmioのSIMカードは、本人確認後、最短3〜4日での配送が目安です。
配送先や混雑で延びる場合もあるため、物理SIMの申込当日利用を前提にしないでください。
手順はIIJmio公式の乗り換えガイド、IIJmioのeSIM対応条件、楽天公式のMNPガイドで確認できます。
短期解約・キャンセルの費用も確認
楽天は1年以内の解約に手数料がかかる場合がある
2025年4月1日以降に申し込み・利用開始した回線を1年以内に解約または契約解除した場合、通常のRakuten最強プランでは最大1,078円の解約事務手数料の対象です。
金額は適用される割引などで異なり、初期契約解除や譲渡・承継等のやむを得ない事情には例外があります。
月途中に解約しても、プラン料金は解約までのデータ使用量に応じた金額です。
1年経過後の解約事務手数料は0円ですが、利用料金や端末残債まで0円になる意味ではありません。
IIJmioは利用開始月末までの最低利用期間がある
IIJmioギガプランの最低利用期間は課金開始日を含む月の末日までです。
音声通話機能解除調定金やMNP転出手数料はありませんが、通常の解約では解約月の基本料金が満額発生します。
利用開始月に解約する場合も、基本料金は満額です。
IIJmioはSIM・端末の申し込み後のキャンセルを原則受け付けていません。
間違った機種やSIMを注文してから取り消せる前提で進めず、確認画面で内容を見直してください。
出典:IIJmioの最低利用期間、解約と料金、申し込み後のキャンセル。
両社には対象回線の初期契約解除制度がありますが、無料のお試しではありません。
楽天は利用分の料金や購入製品代などが残り、IIJmioの対象音声回線でも初期費用や基本料金などがかかります。
起算日、申請方法、負担額を楽天の初期契約解除・IIJmioの初期契約解除で確認してください。
楽天が合うかを最終確認
国内データを多く使う、またはRakuten Linkを使って対象の国内通話をかける人は、エリア・端末・契約履歴を確認したうえで公式の料金・条件へ進みましょう。
容量を決めて固定費を抑えたい人は、IIJmio公式の料金・仕様と乗り換え手順を確認してください。
楽天モバイルとIIJmioの比較FAQ
割引なし・通話料などを除く基本料金では、楽天は月1,078円、IIJmioは3GBをまかなう5ギガプランで月950円です。
IIJmioの2ギガ850円やデータ専用eSIM440円と、条件を混ぜて比べないでください。
必ずしもそうではありません。
たとえば月35GBでは、IIJmioの35ギガ2,400円に対し、楽天は3,278円です。通話方法や、翌月以降にさらに多く使うかまで含めて選びます。
音声・SMS・データ専用で使える機能が異なり、回線や料金も同じではありません。
電話番号のMNPには音声eSIMを選びます。タイプIのデータeSIMはドコモ網で、音声通話・SMS・5Gには対応しません。
本人確認、MNPの準備、対応端末、受付時間などで変わります。
最短当日の案内はあっても、当日開通の保証ではありません。明日も確実に連絡が必要なら、利用予定に余裕を持って切り替えてください。
前月に余った分がある場合の話です。
毎月使い切れば翌月へ持ち越す容量はなく、専用追加データの期限も購入月末です。普段の使用量をまかなえる基本容量を先に選びましょう。
迷ったら、直近の利用明細で「データ量・電話代・端末代」を確認するところから。
少〜中容量の固定費と繰り越しを重視するならIIJmio、国内の大容量通信やRakuten Linkによる対象通話を重視するなら楽天を検討し、最後に使う場所と端末で絞り込みましょう。
料金・条件は変更される場合があります。
申込時にはリンク先の最新表示と契約内容を確認してください。
