楽天モバイルはeSIMとSIMカード、どっちで申し込めばよいのでしょうか。
対応スマホとWi-Fiがあり、配送を待たずに手続きを進めたいならeSIM。
カードを差し替えて使いたいならSIMカード
が選択の目安です。

ただし、日本向けiPhone 17のようにeSIMしか使えない機種もあります。
「何となく簡単そう」で選ぶ前に、端末の対応、開通までの流れ、後から変更するときの費用を確認しましょう。

先に結論

  • eSIM専用端末:eSIMを選ぶ
  • eSIM非対応・SIMカード対応端末:SIMカードを選ぶ
  • 両方対応:配送を省きたいならeSIM、差し替えを重視するならSIMカード
  • 楽天回線への対応が不明:申し込み前に機種・購入先を確認する

本記事は、スマートフォンで使う音声通話対応プランの申し込み時の選び方を扱います。
eSIM専用ルーターやApple Watchの設定手順は対象外です。

最終確認:2026年10月10日。
料金は税込表記です。

楽天モバイルのeSIMとSIMカードはどっちが合う?

端末のSIM対応を確認し、両方使える場合は配送待ちと差し替えの優先度で選ぶ流れ
最初は端末の対応で絞り、両方使える人だけ使い方で選びます。各判断の条件は以下の本文で確認してください。

eSIMが向くのは、対応端末でオンライン設定を進められる人

eSIMはスマホに内蔵されたSIMを使い、回線情報をダウンロードして利用します。
物理カードを受け取って差し込む作業がなく、カード単体の紛失や破損も避けられます。

新しいスマホをすでに持っていて、本人確認と開通設定を自分で進められるなら、eSIMが候補です。
ただし、申し込み後すぐ使えるかどうかは、本人確認方法、審査状況、乗り換え手続きの時間などで変わります。

SIMカードが向くのは、差し替えの分かりやすさを重視する人

SIMカードは、スマホの対応スロットにカードを入れて使います。
対応する別の端末へ移すときに、同じカードを差し替えられる点が利点です。

「どの端末に回線が入っているか、カードで確認したい」「eSIMの移行操作に不安がある」という人に合います。
一方、Web申し込みでは配送待ちがあり、トレイの開閉やカードの取り扱いも必要です。
SIMカードでもMNP開通や端末ごとの初期設定が不要になるわけではありません。

申し込み時に比較したい違い
比較する点 eSIM SIMカード
端末側の条件 楽天回線とeSIMへの対応が必要 楽天回線とカード用スロットへの対応が必要
利用開始 本人確認後、回線情報をダウンロード・設定 カードを受け取り、挿入・開通設定
配送待ち オンライン本人確認等の条件がそろえば省ける Web申し込みでは原則必要
端末を替えるとき 対応する転送機能または再発行を利用 対応機種なら同じカードを差し替え
注意点 設定・移行前にプロファイルを消さない 紛失・破損、カードサイズに注意

仕組みと利用開始方法の出典:楽天モバイルのSIMタイプ案内、eSIMの公式案内。

まず確認するのはスマホの機種と購入先

eSIM対応と楽天回線対応を両方チェックする

eSIMを搭載していても、その端末の全機能が楽天モバイルで動くとは限りません。
公式のご利用製品の対応状況確認で、機種名だけでなく購入した携帯電話会社・販売元も選んで確認してください。

中古品や海外購入品は、国内の同じシリーズ名の端末と仕様が異なる可能性があります。
メーカーの仕様表でSIMの種類を確認したうえで、楽天モバイル側の対応状況と照らし合わせるのが確実です。

古い端末ではSIMロックの確認も必要です。
特に2021年10月以前発売の製品は、機種によって事前の解除手続きが必要と公式に案内されています。

日本向けiPhone 17はSIMカードを選べない

日本で販売されるiPhone 17は、物理SIMカードに対応していません。
この機種で楽天モバイルを使うならeSIMを選びます。
「iPhoneなら今のカードを挿せばよい」と決めつけないようにしましょう。

これはiPhone全機種がeSIM専用という意味ではありません。
これから買う機種も、現在使っている機種も、それぞれの仕様で判断してください。

出典:Apple日本公式・iPhone 17の仕様。
本記事では日本向けモデルを例にしています。

開通の早さは本人確認と準備で変わる

「eSIMなら必ず即日」とは考えない

楽天モバイルは、対応端末でアプリから「スマホでかんたん本人確認」を使うなどの条件下で、最短3分の案内をしています。
これは全員の利用開始時刻を保証するものではありません。
審査に時間がかかる場合や、別の本人確認方法を選ぶ場合もあります。

eSIMでも、本人確認方法によってスタートガイドの受け取りが必要です。
「eSIMを選んだので配送は一切ない」と思わず、申し込み画面に表示される手続きと配送物を確認してください。

SIMカードのWeb申し込みは、公式案内では最短2日での配送です。
審査や天候、配送状況により数日から1週間ほどかかる場合があります。
日付が決まった予定の直前は避け、余裕を持って申し込みましょう。

出典:SIMタイプ別の利用開始案内、楽天回線の開通手順。

現在の本人確認はICチップ読み取りに備える

「スマホでかんたん本人確認」では、顔写真付き本人確認書類のICチップを読み取ります。
NFC対応スマホと、書類に応じた暗証番号または券面情報などを準備してください。
画面上の案内に従う顔認証の撮影等もあります。

対象書類は、日本国籍の人はマイナンバーカード・運転免許証、外国籍の人は在留カード・特別永住者証明書です。
利用条件や住所情報などの注意点は、本人確認の公式ガイドで確認できます。
書類や端末の条件が合わない場合は、ほかの本人確認方法を確認しましょう。

Wi-Fiと、回線を切り替えてよい時間を確保する

eSIMのダウンロードなどのために、開通作業をする場所のWi-Fiを用意しておくと安心です。
楽天モバイルの開通ガイドでも、準備するものにWi-Fi環境を挙げています。

電話番号を引き継ぐMNPでは、転入が完了すると元の携帯電話会社の回線が使えなくなります。
外出直前や仕事の連絡待ちの最中を避け、手元の端末とネット接続を確認してから切り替えてください。

公式のMNP開通目安は、9:00〜21:00の受付が当日中、21:01〜翌8:59の受付が次の9:00以降です。
21:00直前や商品受け取り直後は翌日になる場合があるため、eSIMでも夜の申し込みで即時開通を前提にしないでください。

出典:開通前の準備、MNP転入完了までの時間、MNP開通時の注意事項。

変更・再発行の費用と機種変更の注意点

差が出るのは主に交換・再発行の手数料

SIMタイプは、月額プランを選ぶ項目とは別です。
同じプラン・利用量・割引条件なら、eSIMにしただけで月額料金が安くなるわけではありません。
料金の条件は公式のプラン詳細で確認できます。

SIMを交換・再発行する場合の手数料
手続き 手数料(税込) 判断するときの注意
eSIMへの交換・再発行 0円 無料でも開通設定は必要
SIMカードへの交換・再発行 3,300円 カードの受け取りまで待つ必要がある
対応端末へ今のSIMカードを差し替える 再発行しなければ0円 カードのサイズ・対応端末を確認

表の3,300円は、新規申し込みでSIMカードを選ぶ人すべてにかかる料金ではありません。
すでに使っているSIMを交換・再発行するときの費用です。
eSIMからSIMカードへ変更する場合も、この違いを確認しておきましょう。

新規契約の契約事務手数料は、同一名義の累計4回線目までは0円、累計5回線目以上は1回線につき3,850円です。
この累計には解約済み回線も含まれます。
累計回線数の算定には、プラン変更、初期契約解除、譲渡・承継を受けた場合などの除外規定があります。
また、利用開始から1年以内の解約等には解約事務手数料が発生する場合があります。
SIMの再発行が無料でも、回線そのものが無料で試せるわけではありません。

出典:SIM交換・再発行の手数料、機種変更時の費用、各種手数料。

eSIMの移行は、先に旧端末の回線を消さない

eSIMはカードを差し替えられないため、機種変更時は対応する転送機能か、SIM再発行を利用します。
iPhone同士では、機種・iOSなどの条件が合えば「eSIMクイック転送」を使えます。
誰でも必ず再発行が必要というわけではありません。

移行や再発行の前に、旧端末のeSIMプロファイルを削除しないでください。
再発行手続き中のSMS認証が受け取れず、別の窓口での手続きが必要になる場合があります。
SIMカードの場合も、必要な認証が終わる前に取り外さないようにしましょう。

端末故障や紛失でSMSを受け取れない場合は、通常の操作を繰り返すより、公式の再発行案内で該当する状況を選んでください。
再発行後に旧SIMが止まる時点は、選んだSIMタイプと申請理由により異なります。
「新しいSIMが届くまで必ず今の回線を使える」とは限らない点にも注意が必要です。

出典:iPhoneのeSIMクイック転送、SIM交換・再発行の案内、旧SIMが利用停止になるタイミング。

対応端末、開通準備、変更時の費用まで確認できたら、希望するSIMタイプで申し込みを進められます。

楽天モバイル公式で料金・申し込み条件を確認する

申し込み前に確認する5つのこと

  1. 端末:使いたい機種・購入先で楽天回線が使えるか、希望するSIMタイプに対応するかを確認
  2. 本人確認:使う書類と確認方法を選び、必要な情報や対応スマホを準備
  3. ネット接続:開通作業をする場所のWi-Fiを確認
  4. 切り替え時間:MNPなら連絡が途切れて困らない時間を選び、配送物がある場合は到着を待つ
  5. 申し込み内容:SIMタイプ、電話番号の引き継ぎ、プラン・オプション、料金を確定前に見直す

現在の手続き窓口は、Rakuten Linkアプリ内のmy 楽天モバイル、またはmy 楽天モバイルのWeb版です。
従来の単独「my 楽天モバイル」アプリは、公式の統合告知のとおり2026年8月5日に提供を終了しました。
古い記事のアプリ画面を探すより、現行の公式案内から進めてください。

Webから「スマホでかんたん本人確認」を始めた場合は、アプリで本人確認を終えた後、元のWeb画面に戻って申し込みを続けます。
別の画面で最初から入力をやり直さないよう、公式手順と画面の案内を確認しましょう。

申し込み後は、公式の開通ガイドで、SIMタイプ・端末・本人確認方法を選ぶと自分向けの手順を確認できます。
設定完了後はWi-Fiを一時的にオフにして、楽天回線で通信できるか確認してください。

月々の支払いも見直したい人は、楽天モバイルを月8GB使う場合の料金と節約設定も参考にしてください。

eSIMとSIMカード選びのよくある質問

eSIMにすると電波や通信速度はよくなりますか?

SIMタイプの選択だけを理由に、電波や速度が改善すると期待するのは避けましょう。利用場所、端末、ネットワークの混雑なども関係します。契約前には公式の通信エリアと端末の対応を確認してください。

eSIMでも配送を待つことがありますか?

あります。本人確認方法によって、スタートガイドの受け取りが必要な場合があります。端末を一緒に買う場合も、その端末が届く前提で予定を組んでください。eSIMの選択だけで即日利用が確約されるわけではありません。

あとからSIMタイプを変更できますか?

対応端末であれば、SIM交換・再発行の手続きで変更できます。eSIMは0円、SIMカードは3,300円です。手続き前に、SMSが受け取れるかと旧SIMの停止タイミングを確認しましょう。

他社のSIMを残して楽天モバイルを追加できますか?

端末がデュアルSIMに対応し、組み合わせるSIMの種類や同時利用の条件が合えば可能です。公式のデュアルSIM案内も確認してください。
新しい回線を追加する契約と、同じ電話番号を引き継ぐMNPは異なります。現在の電話番号を楽天モバイルへMNPすると、元の会社でその番号の回線を残すことはできません。

操作に不安があればSIMカードの方がよいですか?

カードの差し替えを重視するなら候補になります。ただし、eSIM専用端末ではSIMカードを選べません。対応端末でも初期設定やMNP手続きは必要なので、不安な部分は楽天モバイルショップへの相談も検討してください。

迷ったら、「この端末で使えるSIMは何か」→「本人確認と開通の準備はできるか」→「差し替えと配送待ちのどちらを重視するか」の順で決めましょう。
条件が合う人にはeSIMが便利で、物理カードを扱いたい人にはSIMカードの分かりやすさがあります。

楽天モバイル公式でプランとSIMタイプを確認する

ABOUT ME
水嶋 拓
生活コスト最適化アドバイザー / FP2級 / 元SE。固定費を年48万円削減した経験をもとに、格安SIM・光回線・クレジットカード・旅行予約を実体験ベースで比較検証しています。