Rakuten Linkを使った対象の国内通話は、追加の通話オプションなしで無料です。
ただし、標準の電話アプリでの発信や、0570・一部特番などは別です。
楽天モバイルを契約しているだけで、すべての電話が無料になるわけではありません。

特にiPhoneでは、Linkを使っていない相手からの電話を標準の電話アプリで受けます。
その履歴から何も確認せずに折り返すと、標準の電話アプリからの発信になり、通話料が発生することがあります。

最初に確認する3点

  • かける番号は、無料通話の対象か
  • 発信するのはRakuten Linkか、標準の電話アプリか
  • 自分の端末・OS・契約で、Linkの通話機能を利用できるか

ここでは、国内通話を中心に無料になる条件と設定を整理します。
すでに請求が気になっている方は通話料が発生したときの確認へ、契約前の方は基本料金を含めた比較も確認してください。

確認日:2026年10月11日(日本時間)。
金額は税込です。
個人向けRakuten Linkを対象とし、法人向けRakuten Link Officeは扱いません。

無料かどうかは、電話番号と発信アプリで決まる

対象外番号を確認してから発信アプリを選ぶ図。対象の国内通話はRakuten Linkなら無料、標準の電話アプリは原則22円/30秒。
0570・一部特番などは無料通話の対象外です。iPhoneで折り返すときも、Linkからの発信か確認してください。15分(標準)通話かけ放題は別料金です。

相手が楽天モバイルでなくても、対象の国内番号なら無料

自分が利用条件を満たし、Rakuten Linkから発信すれば、他社の携帯電話や固定電話への対象の国内通話も無料です。
相手にLinkをインストールしてもらう必要はありません。

一方、スマホにもともと入っている標準の電話アプリからかける国内通話は、原則22円/30秒です。
有料オプションの適用や、番号ごとの料金があるため、発信方法まで含めて確認しましょう。

日本から国内へ電話するときの基本的な違い
発信方法・番号 通話料の扱い 確認すること
Linkから対象の携帯・固定電話へ 無料 対象プラン・対応端末・認証が必要
標準の電話アプリから通常の国内番号へ 原則22円/30秒 15分かけ放題などの適用を確認
0570、188など Linkの無料通話対象外 番号ごとの料金案内を確認
110・119・118など 標準の電話アプリに切り替わる 緊急通報は標準の電話アプリを使用

出典:Rakuten Linkの料金・利用条件、標準の電話アプリに切り替わる番号。
切り替わる番号がすべて有料という意味ではありません。

0570・一部特番は、Linkから操作しても無料にならない

企業の問い合わせ先などにある0570番号や、消費者ホットライン188などは、Linkの無料通話の対象外です。
Linkから発信しようとしても標準の電話アプリに切り替わり、通話料がかかります。
これらの料金を一律22円/30秒とは考えず、相手先の案内も確認してください。

よくかける窓口が対象外なら、Linkを理由に乗り換えても、その通話料は減らせません。
窓口が別の一般電話番号を案内しているかを確認する方法はありますが、利用できる番号は相手先の公式案内で判断します。

対象外番号の一覧と、有料番号への発信を制限する設定は、楽天モバイルの公式FAQで確認できます。
制限を設定しても、標準の電話アプリからの発信を含むあらゆる課金を防げる、とまでは考えないでください。

iPhoneは着信・折り返し・SMSを分けて考える

標準アプリで受けた電話は、Linkを開いて折り返す

iPhoneでは、相手がLinkを使っていない場合、電話はiOS標準の電話アプリに着信します。
日本国内での通常の着信は無料ですが、こちらから折り返す料金は発信方法で変わります。

  1. 標準の電話アプリの履歴で、相手の番号を確認する
  2. Rakuten Linkを開き、ログインしているか確認する
  3. Linkの連絡先またはキーパッドから、その番号へ発信する

iPhoneの標準の電話アプリの履歴から、発信手段としてLinkを選ぶ方法も公式に案内されています。
画面や操作に迷ったら、Linkを開いて番号を入力し直す方法がわかりやすいでしょう。
どちらの場合も、最終的にLinkから発信することが大切です。

出典:着信履歴からLinkで折り返す公式手順、料金表PDFのiOS通話料金、通話料が発生するケース。
OS・アプリのバージョンにより表示が異なります。

「Link同士のメッセージ」と「相手がLink以外のSMS」は別

Link同士のメッセージは、Android・iPhoneとも無料です。
相手がLinkを使っていない場合のSMSは、OSによって送受信するアプリが変わります。

日本国内でのメッセージ・SMS
相手・使い方 Android iPhone
Link同士 Linkで無料 Linkで無料
Link以外の国内番号へのSMS Linkから送信すれば無料 標準のメッセージアプリを使用。送信は原則3.3円~
標準のメッセージアプリから国内SMS送信 原則3.3円~ 原則3.3円~

標準アプリのSMS送信料は文字数により変わり、国内での受信は無料です。
15分(標準)通話かけ放題を付ける場合は、国内SMSの送信も対象になりますが、1日200通の送信上限があります。
Linkを入れたiPhoneなら、標準アプリのSMSまで自動で無料になるわけではありません。

出典:プラン詳細のメッセージ・SMS料金、15分(標準)通話かけ放題の注意事項。

利用を始める前に、対象プラン・OS・認証を確認する

アプリを入れるだけでは、無料通話を使えない

個人向けLinkの通話を利用するには、Rakuten最強プランやRakuten最強U-NEXTなど、対応する契約が必要です。
Rakuten最強プラン(データタイプ)の電話番号では、Linkの通話は利用できません。

  • Android:Android 10以降を搭載した楽天モバイル対応製品
  • iPhone:iOS 16以降を搭載した対応iPhone。iPad・iPod touchは非対応
  • ログイン:契約時の楽天IDを使用。楽天IDなしで契約した場合は、楽天会員へのアップグレードが必要

OSの数字だけで判断せず、公式の製品対応確認で、機種・購入元・ソフトウェアを確認してください。
楽天モバイル以外で購入した製品は動作保証の対象外です。
LinkのOS条件は、Link専用ページの最新条件も合わせて確認しましょう。

出典:上記公式ページ、Linkのログイン条件。
古い対応OSの案内をそのまま使わないよう注意してください。

開通確認から、最初の発信まで

  1. my 楽天モバイルで、利用する電話番号の回線が開通済みか確認する
  2. 公式案内からGoogle PlayまたはApp Storeへ進み、最新のRakuten Linkを入れる
  3. 契約に使った楽天IDでログインし、電話番号の確認・認証を進める
  4. マイクなど通話に必要なアクセス許可と、プロフィールの公開範囲を確認する
  5. Linkの「通話」から連絡先またはキーパッドを使い、対象番号へ発信する

初期設定は、Wi-Fiを切り、楽天モバイルの電波につながった状態で進めるよう公式に案内されています。
認証方法や画面はOS・アプリのバージョンで異なるため、全員が同じ画面になるとは限りません。

Androidの公式初期設定 / iPhoneの公式初期設定 / 番号を入力して電話をかける方法

2026年7月30日にmy 楽天モバイル アプリの全機能がLinkへ統合され、旧my 楽天モバイル アプリは8月5日に提供終了となりました。
現在はLink内で開通手続きや利用料金・契約内容の確認もできます。
契約管理画面へログインできることと、Linkの無料通話を利用できることは別なので、通話を使う回線の開通・認証も確認してください。

出典:my 楽天モバイル アプリ統合のお知らせ。
バージョン4.0.0以降の契約管理機能は、楽天SIMの挿入有無にかかわらず楽天IDで利用できるとの案内です。

請求・音声・海外利用で迷ったときの確認

通話料が発生したら、発信元と発信先を見直す

「Linkを使ったつもり」という場合は、次の順に確認すると原因を絞りやすくなります。

  • 標準の電話アプリや着信履歴から発信していないか
  • Webサイトの電話番号を押したとき、標準アプリが開いていないか
  • 0570・一部特番など、無料通話の対象外番号ではないか
  • アプリ更新後などに、Linkからログアウトしていないか

公式には、料金が発生する可能性があるときの発信画面の表示も案内されています。
色やアイコンだけに頼らず、番号・アプリ・利用明細を合わせて確認しましょう。

通話料金が請求された場合の公式FAQ / 料金が発生する可能性があるときの画面表示

Wi-Fiなら必ず安定する、とはいえない

通話の聞こえ方やつながり方は、端末や通信環境によって変わります。
公式の注意事項では、Wi-Fi接続時に発生する不具合や、VPNを利用した操作・通話などは動作保証の対象外です。

楽天モバイルの電波をつかめずWi-Fiだけにつながっている場合などは、相手に非通知で発信されることもあります。
非通知になる場合は、公式の非通知に関する対処方法で、接続状態や回線設定を確認してください。

デュアルSIMでモバイルデータ通信や音声回線に他社SIMを設定した状態での操作・通話も、公式では動作保証外とされています。
他社回線を使えばLinkも必ず問題なく使える、として契約を決めるのは避けましょう。

出典:Rakuten Linkの利用時の注意。
本記事では端末での実測や通話品質の順位付けは行っていません。

海外では、発信方向と着信方法も変わる

海外から日本の対象番号へLinkで発信する通話は無料ですが、利用できる国・地域や接続条件があります。
渡航前に国内でLinkの認証を済ませ、渡航先での提供条件を確認してください。

日本から海外の番号へ、または海外から海外の番号へかける場合は、相手がLink以外なら国・地域別の通話料がかかります。
また、iPhoneでLink以外の相手から標準の電話アプリに着信する場合、海外では着信料が発生します。
国内と同じ感覚で「受けるだけだから無料」と判断しないようにしましょう。

海外を含むLinkの発信・着信料金を公式で確認する

Linkと15分かけ放題は、普段の発信方法で選ぶ

標準の電話アプリを使いたいなら、月1,100円の選択肢

15分(標準)通話かけ放題は、月1,100円で、標準の電話アプリからの対象の国内通話が1回15分以内かけ放題になるオプションです。
15分を超えた分は22円/30秒で、0570・一部特番などは対象外です。
国内SMSの送信も含まれますが、送信上限があります。

月途中の申し込み・解約でも日割りされず、申し込み前の通話にさかのぼって適用されるものでもありません。
Linkから対象番号への発信を使い分けられるなら、このオプションは必須ではありません。

例:対象の国内番号へ、3分の電話を月10回かけた場合
発信方法 この例の月額 計算・条件
すべてLink 通話料0円 対象番号へLinkから発信
標準アプリ・オプションなし 通話料1,320円 22円×6区分×10回
標準アプリ・15分かけ放題あり オプション料1,100円 各通話15分以内。対象外番号は含めない

基本料金・端末代などを除いた計算例です。
通話回数や1回の長さ、SMSの利用によって結果は変わり、標準アプリであまり発信しない人には月1,100円が割高になることもあります。
初回無料などの期間限定特典は、この比較に含めていません。

出典:15分(標準)通話かけ放題の料金・適用条件。
計算は編集部による条件固定の試算です。

通話料が無料でも、回線の基本料金は必要

Rakuten最強プランの通常の基本料金は、月3GB以下で1,078円、3GB超~20GBで2,178円、20GB超で3,278円です。
割引前の金額で、端末代、対象外の通話料、オプション料、各種サービス料などは別途です。
Rakuten最強U-NEXTは別の料金プランです。

乗り換えを考えるなら、いま払っている「基本料金+通話オプション・通話料」と、楽天モバイルで必要になる合計を比べてください。
すでに他社のかけ放題が自分に合っている場合や、アプリを使い分けたくない場合は、通話料だけを理由に乗り換える必要はありません。

契約時・短期解約の費用も確認
同一名義の累計5回線目以降など、契約履歴により契約事務手数料3,850円がかかる場合があります。
累計は2020年4月8日以降の契約回線が対象で、解約済み回線も含まれますが、プラン変更、初期契約解除、譲渡・承継を受けた場合などの算定除外があります。
また、2025年4月1日以降に申し込み・利用開始した回線を1年以内に解約する場合、Rakuten最強プランでは最大1,078円の解約事務手数料がかかります。
割引や初期契約解除・譲渡・承継等の例外により異なるため、個別条件は公式で確認してください。

基本料金の公式詳細 / 契約事務手数料と算定条件(料金表PDF) / 解約事務手数料の条件

通信量と基本料金の関係は、楽天モバイルを月8GB使う場合の料金と節約設定でも詳しく整理しています。

Linkが合う人は、申込前に端末と使う場所も確認

  • 合いやすい人:対象の携帯・固定電話への発信が多く、Linkからかける使い分けができる人
  • 標準通話も比較したい人:標準の電話アプリで折り返すことが多い人、国内SMSを頻繁に送るiPhone利用者
  • 先に確認が必要な人:0570などへの電話が多い人、古いOSや非対応端末を使っている人、通話する場所の通信状況に不安がある人

契約前は、端末の対応状況と自宅・職場などの公式エリア情報を確認してください。
エリア表示だけで、屋内を含むすべての場所での通話を保証するものではありません。

よくかける番号が無料対象で、アプリの使い分けと毎月の合計料金に納得できるなら、楽天モバイルを検討しやすいでしょう。

楽天モバイルの料金・申込条件を確認する(広告)

Rakuten Linkの無料通話でよくある質問

Rakuten Linkを使えば毎月のスマホ代も0円になりますか?

対象の国内通話料は無料ですが、楽天モバイルの回線の基本料金は必要です。
端末代や対象外の通話、SMS、オプションなども別途確認してください。

15分(標準)通話かけ放題に入らないと、Linkで無料通話できませんか?

加入は必須ではありません。
対象番号へのLinkからの国内通話は、このオプションなしでも無料です。
標準の電話アプリを使いたい場合に、月1,100円のオプションが合うかを検討します。

Linkの通話をすると、プラン料金を決めるデータ量が増えますか?

Linkの電話の発着信とメッセージの送受信は、原則としてプラン料金を決定するデータ利用量に含まれません。
ただし、iCloud+に加入し、iOS 15以降でプライベートリレーをオンにしている場合は含まれます。
楽メールなど通話・メッセージ以外の通信も含まれるため、アプリ全体がカウント対象外ではありません。
データ利用量と例外条件の公式説明を確認してください。

110・119などへLinkで電話できますか?

これらの緊急通報は、標準の電話アプリを使います。
Linkから操作した場合も標準の電話アプリに切り替わる仕様です。
Wi-Fiだけで緊急通報できる、必ずつながる、といった保証はありません。
標準の電話アプリへ切り替わる番号の公式案内も確認してください。

無料通話を使うときは「対象の番号に、Linkから発信」を確認しましょう。
iPhoneの折り返しとSMS、標準アプリの通話料、対応OSを押さえておくと、申し込み前にも利用中にも判断しやすくなります。

料金・条件・操作は各項目の楽天モバイル公式資料を2026年10月11日(日本時間)に確認しました。
申し込みや設定変更の前には、リンク先の最新案内をご確認ください。

ABOUT ME
水嶋 拓
生活コスト最適化アドバイザー / FP2級 / 元SE。固定費を年48万円削減した経験をもとに、格安SIM・光回線・クレジットカード・旅行予約を実体験ベースで比較検証しています。