楽天モバイルの海外ローミング|基本スペック

「海外旅行のたびにレンタルWiFiを借りる」「現地SIMを探して差し替える」——正直、面倒ではないでしょうか。

楽天モバイルなら、普段使っているスマホをそのまま海外に持っていくだけ。月2GBまで追加料金なしで、91カ国・地域のデータ通信が使えます。レンタルWiFiの受取・返却も、現地SIMの購入も不要です。

海外旅行や出張のたびに通信手段で悩んでいるなら、そもそも「海外で使えるキャリア」に乗り換えてしまうのが最もシンプルな解決策です。

91カ国で追加料金なしの海外データ通信

最終確認: 2026年3月時点の情報です。内容は予告なく変更される場合があります。

楽天モバイルの海外利用|料金と対応国まとめ

まず押さえるべきは「何が無料で、何が有料か」という線引きです。

海外データ通信の料金体系
項目 楽天モバイル 大手3キャリア レンタルWiFi
基本料金 0円(2GBまで) 980〜2,980円/日 800〜1,500円/日
7日間の費用 0円 6,860〜20,860円 5,600〜10,500円
追加データ 1GB/500円 追加不可(プラン変更) 追加チャージ可
日本宛通話 無料(Rakuten Link) 従量課金 非対応
事前手続き 設定ON(2分) プラン申込 受取・返却が必要
7日間の海外旅行なら、楽天モバイルは通信費0円。レンタルWiFi(約5,000〜8,000円)や大手キャリア(約7,000〜20,000円)と比べて圧倒的にお得です。

対応国の主要エリア

アジア:韓国、台湾、中国、タイ、シンガポール、ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、インドほか

ヨーロッパ:フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイスほか

北米:アメリカ(ハワイ・グアム含む)、カナダ

オセアニア:オーストラリア、ニュージーランド

日本人の渡航先として人気の国はほぼカバーされています。ただし一部の国(アフリカ・中南米の一部など)は非対応のため、渡航前に公式の対応エリア一覧で確認しておきましょう。

特に日本人の海外渡航先として圧倒的に多い韓国・台湾・ハワイ・グアム・タイ・シンガポールはすべて対応エリアに含まれています。週末の弾丸旅行で人気の韓国やLCCで手軽に行ける台湾なら、2GBのデータ容量で3〜4日間は余裕を持って過ごせます。空港でのレンタルWiFi受取の列に並ぶ時間や、返却し忘れのリスクを考えると、楽天モバイルの「そのまま持っていくだけ」の手軽さは旅行のストレスを大きく軽減してくれます。

他社との海外ローミング詳細比較

楽天モバイルの強み

  • 月2GB無料(追加1GB/500円)
  • 91カ国対応
  • 追加申込不要・SIM差替え不要
  • Rakuten Linkで国際通話も無料
  • 2GB超過後も128kbpsで通信可能

大手3キャリアの海外通信

  • 海外パケットし放題:1日最大2,980円
  • 24時間プラン:980円/日〜
  • 別途申込が必要なケースが多い
  • 国際通話は従量課金(高額注意)
  • プラン期限超過で自動課金リスク

海外で使うための設定手順

「設定が面倒なんじゃないか」と心配する人もいますが、実際は3ステップ・約2分で完了します。

Step 1:my楽天モバイルで海外ローミングをON

my楽天モバイルアプリを開き、「契約プラン」→「海外ローミング」をONにします。出発の前日までに済ませておくのがベストです。

Step 2:スマホのデータローミング設定をON

iPhoneの場合:「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」をON。Androidの場合:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」をON。

Step 3:現地到着後、自動接続を確認

現地の空港に到着し、機内モードを解除すれば自動的に現地回線に接続されます。「Rakuten」以外のキャリア名が表示されれば正常に海外ローミング中です。
渡航前にmy楽天モバイルで海外ローミングをONにし忘れると、現地で通信できません。必ず出発前に確認しましょう。空港の無料WiFiがあればその場で設定変更も可能ですが、あらかじめ済ませておくのが安心です。

Rakuten Linkで国際通話も無料にする方法

データ通信だけでなく、Rakuten Linkアプリを使えば海外から日本への通話が無料になります。

Rakuten Linkでの通話(海外→日本)

  • 日本の固定電話・携帯電話への発信:無料
  • 日本以外の国への発信:国際通話料が発生
  • SMS送信(日本宛):無料

旅行先からホテルの予約確認や、日本にいる家族への連絡もRakuten Link経由なら通話料を気にする必要がありません。

海外出張が多いビジネスパーソンにとって、この国際通話無料は大きなアドバンテージです。現地から日本のオフィスに報告の電話をかける、取引先に到着確認の連絡を入れるといった場面で、通話料を気にせず発信できます。大手キャリアの国際通話は1分あたり100〜200円程度かかるため、10分の通話で1,000〜2,000円が飛んでいきます。月に数回海外出張がある場合、国際通話料だけで月5,000円以上の出費になることもあります。Rakuten Linkならこの全額がゼロです。

ただしRakuten Linkを経由せず、スマホの標準通話アプリで発信すると国際通話料(従量課金)がかかります。海外では必ずRakuten Linkアプリから発信する習慣をつけましょう。
Rakuten Linkはデータ通信を使って通話するため、2GBのデータ容量を消費します。ただし通話のデータ消費量は1分あたり約0.3MBと非常に少ないため、1時間通話しても約18MBしか使いません。

通話品質や楽天モバイルの国内利用についてはデータ無制限プランの詳細レビューも参考にしてください。

渡航先別の通信事情と楽天モバイルの実用レポート

楽天モバイルの海外ローミングは91カ国対応ですが、渡航先によって通信環境や使い勝手は異なります。日本人に人気の渡航先別に、実際の通信状況をまとめておきます。

韓国は楽天モバイルの海外ローミングが最も快適に使える国の一つです。ソウル市内ではLTE接続が安定しており、地下鉄のホーム上でも問題なくデータ通信が使えます。2泊3日のソウル旅行なら2GBで余裕を持って過ごせることが多いです。台湾(台北)も同様に通信環境が良好で、夜市での食べ歩き中にGoogle翻訳を使ったり、MRTの路線図を検索したりといった一般的な利用であれば全くストレスを感じません。ハワイはワイキキ周辺のホテルやショッピングモールではWi-Fiが充実しているため、楽天モバイルのデータ通信はビーチや移動中の利用に限定すれば2GBで1週間持たせることも可能です。ただしノースショアなど郊外のビーチに遠出する際は、事前にオフラインマップをダウンロードしておくと安心です。タイのバンコクは都市部の通信環境が良好ですが、チェンマイやプーケットの一部リゾートエリアでは電波が弱い場所もあります。ヨーロッパは国境を越えても自動的にローミング先が切り替わるため、周遊旅行でも追加設定なしでそのまま使い続けられるのが便利です。

海外利用の注意点と高額請求を防ぐ方法

海外ローミングで最も怖いのは「知らないうちにデータを使い切って高額請求が来る」パターンです。楽天モバイルでは以下の対策で防げます。

注意点1:2GB超過後の挙動を理解する

月2GBを使い切ると、通信速度が128kbpsに制限されます。LINEのテキストメッセージは問題なく送れますが、地図アプリや動画視聴は厳しいです。必要に応じてmy楽天モバイルから1GB/500円でチャージしましょう。

注意点2:Wi-Fiを併用してデータを節約する

2GBを長持ちさせるコツ

  • ホテル・カフェのWi-Fiを積極活用
  • 動画のダウンロードは出発前に済ませる
  • SNSの自動再生をOFFにする
  • 地図はオフラインマップを事前DL(Google Maps対応)
  • 写真のクラウド同期を一時停止する

注意点3:渡航先が対応エリアか事前確認

91カ国対応とはいえ、全世界ではありません。渡航前に必ず公式の対応エリア一覧を確認しておきましょう。

注意点4:帰国後はデータローミングをOFFに

帰国後にデータローミングをONのままにしていても、日本国内では楽天回線に自動切替されるため高額請求にはなりません。ただし念のためOFFに戻しておくと安心です。

2GBで足りる?渡航日数別の目安

「月2GBで本当に足りるのか?」という疑問に、実際の利用シーンでお答えします。

用途 2GBでの利用可能量 1日の目安
LINEメッセージ 約66万通 ほぼ無制限
LINE音声通話 約66時間 9時間/日
地図検索 約2,000回 285回/日
Web閲覧 約6,600ページ 943ページ/日
Instagram閲覧 約2時間 17分/日
YouTube(低画質) 約4時間 34分/日

渡航日数別のおすすめプラン

3〜5日の短期旅行(韓国・台湾など):2GBで十分です。Wi-Fi併用で余裕を持って帰国できます。追加チャージ不要です。
1週間の旅行(ハワイ・ヨーロッパなど):Wi-Fi併用で2GBギリギリです。SNSヘビーユーザーは1GB追加(500円)しておくと安心です。
2週間以上の長期滞在・出張:2GBでは足りない可能性が高いです。2〜3GB追加(1,000〜1,500円)を想定してください。それでもレンタルWiFi(1日800円〜)より圧倒的に安いです。

2週間の出張でも追加チャージは1,500円程度です。レンタルWiFiの7日間パック(約5,000〜8,000円)と比べれば、コスト面で楽天モバイルが圧勝です。

楽天モバイル海外利用のメリット・デメリット

メリット

  • 月2GBまで追加料金なし
  • 追加申込・SIM差替え不要
  • Rakuten Linkで日本宛通話無料
  • 追加チャージも1GB/500円と安い
  • 91カ国対応で主要国はカバー

デメリット

  • 月2GBの上限がある(大手の使い放題プランより少ない)
  • 一部の国・地域は非対応
  • Rakuten Link非経由の通話は高額
  • データ繰り越しはできない

デメリットはあるものの、「追加料金なしで海外通信できる」のは他キャリアにない強みです。年に1〜2回海外に行く人なら、通信費の節約効果だけでも乗り換える価値があります。

年に2回、1週間ずつ海外旅行に行く人の年間通信費を比較してみましょう。レンタルWiFiを利用する場合、1回あたり約7,000円×2回=年間14,000円。大手キャリアの海外パケット定額(1日980円プラン)なら、7日×980円×2回=年間13,720円。楽天モバイルなら基本的に0円です。追加チャージを1回1GBずつ利用したとしても年間1,000円。海外通信費だけで年間1.3万円以上の節約になります。これは楽天モバイルの月額料金約4ヶ月分に相当する金額です。

もう一つ見落としがちなメリットがあります。楽天モバイルは渡航のたびに別途サービスを申し込む必要がないため、急な海外出張や直前に決まった旅行でも慌てる必要がありません。レンタルWiFiの在庫切れや受取カウンターの営業時間を気にする必要もなく、スマホの設定をONにするだけで海外通信が始まります。この「いつでも海外対応」の安心感は、頻繁に海外に行く人ほど実感できるでしょう。

楽天モバイルの国内利用でのメリット・デメリットは4大キャリア徹底比較記事で詳しく解説しています。

楽天モバイル海外利用のよくある質問

海外で2GBを超えたら自動課金されますか?

されません。2GB超過後は通信速度が128kbpsに制限されるだけで、追加料金は発生しません。高速通信が必要な場合のみ、自分でmy楽天モバイルから1GB/500円の追加チャージを行います。

海外でRakuten Linkの通話品質は大丈夫ですか?

Wi-Fi環境があれば国内と同等の品質で通話可能です。モバイルデータ通信のみの場合は、現地の回線状況に左右されますが、LINEの音声通話と同程度の品質は確保できます。

eSIMでも海外ローミングは使えますか?

はい、eSIMでも物理SIMと同じように海外ローミングが利用可能です。eSIMなら現地SIMとのデュアルSIM運用も可能で、2GB以上使いたい場合の選択肢が広がります。

飛行機の機内WiFiの代わりになりますか?

なりません。楽天モバイルの海外ローミングは地上の通信網を利用するため、飛行中は使えません。機内WiFiが必要な場合は別途航空会社のサービスを利用してください。

まとめ|海外旅行者こそ楽天モバイルを選ぶべき理由

楽天モバイル海外利用のポイント

  • 91カ国で月2GBまで追加料金なし
  • 設定は出発前に2分で完了
  • Rakuten Linkで日本宛通話も無料
  • 追加チャージは1GB/500円、レンタルWiFiより圧倒的に安い
  • 帰国後もデータ無制限3,278円で国内利用が快適
  • 2GB超過でも自動課金なし(速度制限のみ)

レンタルWiFiの受取・返却、現地SIM探し、高額な海外パケット——これらの面倒とコストから解放されるのが楽天モバイルの海外利用です。

次の海外旅行の前に、まずは楽天モバイルに乗り換えておくことをおすすめします。

※申し込み手続きは3分で完了・初期費用0円

ABOUT ME
水嶋 拓
生活コスト最適化アドバイザー / FP2級 / 元SE。固定費を年48万円削減した経験をもとに、格安SIM・光回線・クレジットカード・旅行予約を実体験ベースで比較検証しています。