【完全ガイド】光回線解約の全手順と注意点！違約金・撤去工事費を最小限に抑える方法

ドコモ光の解約手順

ドコモ光はドコモインフォメーションセンターで解約手続きが可能です。

1. ドコモインフォメーションセンターへ連絡：0120-800-000（9:00-20:00）
2. 解約意向を伝える：契約者情報や解約理由などを聞かれる
3. プロバイダへの連絡確認：プロバイダによっては別途解約が必要
4. 撤去工事の日程調整：必要な場合のみ
5. レンタル機器の返却：指定された方法で返送

ソフトバンク光の解約手順

ソフトバンク光の解約は、ソフトバンクカスタマーサポートで手続きできます。

1. ソフトバンクカスタマーサポートへ連絡：0800-111-2009（10:00-19:00）
2. 解約意向の確認：契約情報や解約理由の確認
3. 撤去工事の日程調整：必要な場合のみ
4. レンタル機器の返却：指定された方法で返送

なお、解約を電話で伝えると引き止めのセールストークがあることがほとんどです。解約を確実に進めたい場合は、最初から「解約手続きをお願いします」と明確に伝えましょう。

違約金や撤去工事費を最小限に抑える5つの方法

解約にかかる費用を少しでも抑えるための効果的な方法を5つご紹介します。状況に応じて使い分けてみてください。

1. 更新月を狙って解約する

契約期間の満了月（更新月）に解約すれば、違約金は発生しません。契約更新日と解約予定日を確認し、タイミングを合わせることが重要です。

• 更新月は契約書や請求書、マイページなどで確認可能
• 更新月の1〜2ヶ月前から解約の準備を始めるのがおすすめ
• 更新月に間に合わない場合は、次の方法も検討

2. 引っ越しを理由にした解約特典を利用する

多くの光回線サービスでは、引っ越しを理由にした解約の場合、違約金が減額されるケースがあります。中には違約金が全額免除になるサービスもあります。

• 引っ越し先がサービスエリア外であることを証明する必要がある場合も
• 事前に問い合わせて条件を確認することが重要
• 同一事業者のサービスに乗り換える「転用」も検討する価値あり

3. 新規契約先の乗り換えキャンペーンを活用する

光回線を乗り換える場合、新規契約先のサービスが「違約金負担キャンペーン」を実施していることがあります。こうしたキャンペーンを利用すれば、違約金の負担を実質的に軽減できます。

• 負担上限額は各社で異なる（10,000円〜30,000円程度が一般的）
• キャッシュバックとして後日還元されるケースが多い
• 申請手続きやエビデンス（解約証明書など）が必要な場合も

例えば、BIGLOBE WiMAX +5G ★おトクな特典あり★では、現在使っている回線の違約金を一部負担してくれるキャンペーンを実施しています。

4. 撤去工事なしでの解約を選択する

一部の光回線サービスでは、撤去工事をしなくても解約できるケースがあります。特に以下のような場合は撤去工事が不要なことが多いです。

• 集合住宅（マンション・アパート）に住んでいる場合
• 引っ越し先で同じサービスを利用する場合
• 建物の建て替えや取り壊しが予定されている場合

撤去工事が必要かどうかは、解約時に事業者に確認しましょう。不要な場合は5,000円〜10,000円程度の費用が節約できます。

5. モバイルWi-Fiやホームルーターへの乗り換えを検討する

固定の光回線から工事不要のWiMAXやホームルーター型のサービスに乗り換えることで、撤去工事費を節約できるだけでなく、次の引っ越し時の工事費も不要になります。

• 工事不要で即日開通可能
• 引っ越し時も持ち運び可能で工事費がかからない
• 最新の5Gサービスなら光回線に匹敵する速度も

例えばソフトバンクエアー

のような工事不要のサービスなら、今後の引っ越しでも工事費や撤去費用がかからず経済的です。

光回線解約でよくあるトラブルと対処法

解約時にありがちなトラブルとその対処法について説明します。事前に知っておくことで、スムーズな解約手続きが可能になります。

1. 解約日と請求期間のずれによる追加請求

多くの光回線サービスでは、月額料金の日割り計算をしないケースがあります。例えば、月初めに解約しても月末までの料金が発生することも。

• 対処法：請求サイクルを確認し、月末近くの解約が費用効率が良い場合も
• 解約時に最終請求額を必ず確認する
• 日割り計算の有無を事前に問い合わせる

2. レンタル機器の未返却による請求

解約後にレンタル機器を返却し忘れると、高額な機器損害金が請求される可能性があります。

• 対処法：返却期限を必ずメモしておく
• 返却時は追跡番号のある配送方法を選ぶ
• 返却証明書や送付状のコピーを保管しておく

3. プロバイダの解約忘れ

フレッツ光などの場合、回線とプロバイダは別契約のため、片方だけ解約して料金が発生し続けるケースがあります。

• 対処法：回線とプロバイダの両方に解約の連絡をする
• 解約完了の確認書やメールを保管しておく
• 解約後も請求が続いていないかチェックする

4. オプションサービスの解約忘れ

光回線に付帯するオプションサービス（セキュリティソフト、電話サービスなど）の解約を忘れると、回線解約後も料金が発生し続けることがあります。

• 対処法：契約中のオプションサービスをリストアップする
• 解約時にすべてのオプションも解約するか確認する
• 解約後の請求書で不要な課金がないかチェックする

光回線の解約と乗り換えを同時に行う場合の注意点

別の光回線サービスに乗り換える場合、インターネットが使えない期間を最小限に抑えるコツを紹介します。

1. 新回線の開通を先に行う

新しい光回線の開通工事を先に行い、インターネットが使える状態になってから古い回線を解約するのがベストです。

• 開通工事は予約から実施まで1〜2週間かかることが一般的
• 新回線が問題なく使えることを確認してから旧回線の解約手続きを始める
• 両方の回線で1ヶ月程度料金が重複するが、ネット不通期間を避けられる

2. 転用・事業者変更を利用する

同じ回線設備を使用するサービス間での乗り換えなら、「転用」や「事業者変更」の制度を利用することで工事不要で乗り換えられます。

• フレッツ光から光コラボ（ドコモ光、ソフトバンク光など）への乗り換えは「転用」
• 光コラボ間の乗り換えは「事業者変更」
• 最短で数日程度で切り替え可能
• 回線工事が不要なため、インターネット不通期間を最小限に抑えられる

3. 乗り換え先のキャンペーン適用条件を確認する

多くの光回線サービスでは、「新規契約限定」のお得なキャンペーンを実施しています。転用や事業者変更の場合、これらのキャンペーンが適用されないケースもあるため注意が必要です。

• キャンペーンの適用条件を事前に確認する
• 乗り換え方法によって特典内容が変わる場合も
• 総合的なコストを計算して判断する

例えば、「転用」で工事費を節約するより、「新規契約」で高額キャッシュバックを受けた方がお得なケースもあります。

光回線の引っ越し時に解約より「移転」を選ぶべき理由

引っ越しの際は、光回線を「解約」するのではなく「移転」する方が有利なケースが多いです。その理由と注意点を解説します。

移転のメリット

• 違約金がかからない：契約期間の途中でも、移転の場合は違約金が発生しない
• キャンペーン特典の継続：解約せずに移転すれば、月額割引などの特典も引き続き適用される
• 電話番号の維持：光電話を利用している場合、移転でも同じ電話番号を使い続けられる可能性がある
• 手続きの簡略化：解約と新規契約の二度手間を省ける

ただし、すべての地域で移転が可能とは限りません。移転先がサービスエリア外の場合は解約が必要になります。

移転手続きの流れ

1. 移転先の提供状況を確認：サービスエリアか、同一タイプの回線が提供されているか
2. 移転手続きの連絡：契約中の光回線事業者のサポートに連絡（1〜2ヶ月前が目安）
3. 移転工事の日程調整：引っ越し後すぐにネットを使いたい場合は早めに予約
4. 移転工事：立ち会いが必要なケースが多い

移転の場合も工事費（10,000円〜20,000円程度）はかかりますが、多くの事業者では移転キャンペーンで実質無料になるケースもあります。

光回線解約に関するよくある質問（FAQ）

Q1: 解約の連絡はいつすればいいですか？

A: 解約希望日の1ヶ月前までに連絡するのが理想的です。更新月を狙って解約する場合は、更新月の直前に連絡すると良いでしょう。解約手続きは月内完了が基本なので、月末ギリギリだと翌月扱いになる可能性もあります。

Q2: 解約時に必要な書類や情報は何ですか？

A: 契約者の本人確認書類（免許証など）、契約ID・お客様番号、支払い方法の情報などが必要です。また解約理由を聞かれることもあります。電話での解約の場合は、契約者本人からの連絡が基本となります。

Q3: 撤去工事は必ず必要ですか？

A: 必ずしも必要ではありません。特に集合住宅の場合は不要なケースが多いです。また、一戸建てでも「残置」という形で機器をそのままにしておける場合もあります。解約時に事業者に確認してみましょう。

Q4: 違約金の相場はいくらですか？

A: サービスによって異なりますが、4,000円〜20,000円程度が一般的です。2015年以降に契約した場合は、電気通信事業法の改正により上限が設定されています。更新月以外の解約で違約金がかからないプランも増えてきているので、契約内容を確認してみましょう。

Q5: レンタル機器は自分で取り外してもいいですか？

A: 基本的にONU（光回線終端装置）などの回線機器は、利用者が取り外しても問題ありません。ただし、配線を傷つけないように注意が必要です。不安な場合は、撤去工事を依頼するか、取り外し方法を事業者に確認しましょう。

Q6: 解約後も請求が続いています。どうすればいいですか？

A: まずは該当事業者のカスタマーサポートに連絡しましょう。解約手続きが完了していない、プロバイダの解約を忘れている、オプションサービスが残っているなどの可能性があります。解約完了の証明書や連絡記録があれば、それを提示すると解決しやすくなります。

光回線解約時のまとめ：スムーズな手続きのためのチェックリスト

光回線の解約を検討している方は、以下のチェックリストを活用して、スムーズな解約手続きを進めましょう。

• □ 契約更新月を確認する
• □ 解約にかかる費用（違約金、工事費残債、撤去工事費）の確認
• □ 解約と新規契約のタイミングを調整する
• □ 新回線の工事日を予約する（乗り換えの場合）
• □ レンタル機器の返却方法と期限を確認する
• □ プロバイダやオプションサービスの解約確認
• □ 解約完了の証明書や連絡記録を保管する
• □ 最終請求額を確認する

解約時の費用を抑えるためには、契約更新月を狙った解約が最も効果的です。また、光回線の解約を検討している方は、工事不要で持ち運び可能なWiMAXやホームルーター型のサービスへの乗り換えも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

解約手続きは面倒に感じるかもしれませんが、この記事で紹介した手順とポイントを押さえれば、余計な費用や手間を省くことができます。ぜひ参考にして、スムーズな解約・乗り換えを実現してください。

※この記事は2025年4月時点の情報に基づいています。各サービスの詳細な料金や解約条件は、公式サイトや問い合わせ窓口で最新情報をご確認ください。