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【2025年決定版】楽天モバイルの電波は本当に良くなった?プラチナバンド導入後の評判と今後の展望

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「楽天モバイルは安いけど電波が悪いって聞くけど、本当なの?」

「プラチナバンドが導入されたって聞いたけど、本当に繋がりやすくなったの?」

「山間部や地下でも使えるようになる衛星通信ってどんなもの?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

結論から言うと、楽天モバイルの電波品質は着実に向上しています。2024年6月からのプラチナバンド導入と基地局の増強により、これまで弱点とされていた屋内や地下での接続性が改善。さらに2026年末には衛星通信サービスも開始予定で、山間部や離島などのカバレッジも大幅に拡大する見込みです。

この記事では、楽天モバイルのエリア戦略の変遷から最新のプラチナバンド導入効果、そして今後の展望まで、徹底的に解説します。記事を読み終える頃には、楽天モバイルの通信品質が「実際のところどうなのか」について、判断材料が手に入るでしょう。

スマートフォンと通信イメージ

楽天モバイルのエリア戦略の変遷

楽天モバイルが第4のキャリアとして参入してから約5年が経過しました。当初は「つながりにくい」という評判に悩まされていた楽天モバイルですが、この数年でどのように進化してきたのでしょうか。

自社回線エリアの拡大とパートナー回線の進化

楽天モバイルは急ピッチで自社回線エリアを拡大し、2023年9月時点で4G人口カバー率は99.9%に達しています。これは国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出された数値です。サービス開始当初は自社回線のカバー率が低く、auのパートナー回線に依存する状況でしたが、現在では日本のほぼ全域をカバーするまでに成長しました。

楽天モバイルが2020年に本格的にサービスを開始した当初は、以下のような課題がありました:

  • 自社回線の人口カバー率は約70%程度
  • カバーしていないエリアではauのパートナー回線を利用
  • パートナー回線ではデータ通信に制限あり
  • ハンドオーバー(自社回線⇔パートナー回線の切り替え)時の通信断

しかし、楽天モバイルは基地局の建設を急速に進め、以下のようなタイムラインでエリア拡大を実現してきました:

2020年末人口カバー率 71.5%
2021年末人口カバー率 95.6%
2022年末人口カバー率 98%
2023年9月人口カバー率 99.9%

また、2023年6月には「Rakuten最強プラン」の提供を開始し、パートナー回線エリアでもデータ制限なく利用できるようになりました。これにより、「自社回線エリア」と「パートナー回線エリア」の違いを意識することなく、全国どこでも快適に通信できるようになりました。

楽天モバイル プラン料金

基地局の増強と高度化

楽天モバイルは2025年5月現在、全国で6万局を超える基地局を運用しています。特に都市部では基地局の高密度化を進め、混雑時の通信速度低下を防ぐ対策を講じています。

楽天モバイルは2025年の設備投資として約1500億円を投入する計画を発表しています。この投資は主に駅構内や地下鉄、トンネルなどの電波改善、プラチナバンドを活用したカバレッジホールの削減、そして人口集中エリアでの容量対策に充てられる予定です。こうした継続的な投資により、通信品質は年々向上しています。
通信基地局

プラチナバンド導入で何が変わった?

楽天モバイルは2024年6月27日から「プラチナバンド」の商用サービス提供を開始しました。このプラチナバンド導入は楽天モバイルにとって大きな転換点となっています。

プラチナバンドとは?その特徴と重要性

プラチナバンドとは、700MHz~900MHzの周波数帯の通称です。この周波数帯は波長が長く、建物の壁などの障害物を透過したり、電波が回り込んだりする特性があります。そのため、屋内や地下でも電波が届きやすく、広範囲をカバーできることから「プラチナ(白金)」と呼ばれ、通信事業者が争奪する最も価値の高い電波帯域となっています。

プラチナバンドの主な特徴は以下の通りです:

  • 障害物に強い:建物の壁や障害物を透過する能力が高い
  • 到達距離が長い:従来の電波と比較して約2倍の距離をカバー
  • 少ない基地局でエリアカバー可能:効率的なネットワーク構築が可能

楽天モバイルは2023年10月23日にプラチナバンドの割り当てを受け、2024年6月27日に商用サービスを開始しました。これにより、これまで弱点とされていた屋内や地下での接続性の改善が期待されています。

楽天モバイル

プラチナバンドの提供エリアと対応機種

2025年5月現在、楽天モバイルのプラチナバンド提供エリアは拡大中ですが、まだ限定的です。

現在、楽天モバイルのプラチナバンドは東京都世田谷区を含む5カ所でサービスが提供されています。2023年10月に総務省が公開した資料によると、楽天モバイルは2026年3月ごろまでにプラチナバンド基地局を約10,000局設置する計画を立てています。プラチナバンドの全国展開には時間がかかりますが、都市部を中心に順次拡大中です。

プラチナバンドを利用するためには、対応する周波数帯(バンド28:700MHz帯)に対応した端末が必要です。幸い、楽天モバイルで販売している多くのスマートフォンはプラチナバンドに対応しています。

主なプラチナバンド対応機種:

  • iPhone 12以降のシリーズ(iPhone SE第3世代含む)
  • Galaxy S22/S23/S24シリーズ
  • Xperia 5 III以降
  • Rakuten HandやRakuten BIGなどの楽天ブランド端末

お使いの端末がプラチナバンドに対応しているかどうかは、楽天モバイルの公式サイトで確認できます。対応周波数帯一覧で700MHzに「○」がついていれば対応機種です。

プラチナバンド導入後のユーザー評価

プラチナバンドの提供開始から約1年が経過し、実際のユーザーからは様々な評価の声が上がっています。プラチナバンドエリア内での通信改善を実感する声がある一方で、まだエリアが限定的であることから、全体的な評価は分かれています。

マイナビニュース格安SIM・モバイル比較ガイドが実施した調査によると、プラチナバンド導入後の楽天モバイルユーザーからは以下のような声が寄せられています:

「楽天普通にプラチナバンドになったから圏外になるとこほとんど無くなりました」
「最近楽天モバイルめっちゃ繋がる気がする。プラチナバンド当てれたのデカすぎるくらい安定してる」
「プラチナバンドになって通信品質も上がりましたね」

一方で、エリア拡大待ちのユーザーからは:

「楽天モバイルはプラチナバンドがエリアがほぼ皆無なので、前に感じたように建物内などが弱いです」
「プラチナバンドの提供エリア拡大を待っている状態」
などの声も挙がっています。

総合的に見ると、プラチナバンドが利用できるエリアでは明らかな品質向上を実感できるものの、エリア拡大はまだ道半ばというのが現状です。楽天モバイルは2026年までにプラチナバンド基地局の設置を進める計画で、今後エリアの拡大とともに評価もさらに向上することが期待されます。

次世代通信「Rakuten最強衛星サービス」の展望

楽天モバイルは地上の基地局だけでなく、宇宙からの通信も視野に入れています。2025年4月、楽天モバイルは米AST SpaceMobileと共同で、衛星を使った「Rakuten最強衛星サービス」を2026年第4四半期(10~12月)に提供開始すると発表しました。

衛星通信サービスとは?

「Rakuten最強衛星サービス」とは、楽天モバイルが米AST SpaceMobileと提携して提供予定の衛星通信サービスです。特殊な端末を必要とせず、既存のLTE対応スマートフォンをそのまま使って、衛星と直接通信することができます。これにより、山間部や離島、海上など、従来のモバイル通信がカバーできなかったエリアでも、インターネット通信やビデオ通話が可能になります。
宇宙と通信衛星のイメージ

Rakuten最強衛星サービスの特徴

楽天モバイルの衛星通信サービスには、以下のような特徴があります:

1. 特別な端末不要:一般的なLTE対応スマートフォンがそのまま使える
2. ブロードバンド通信:テキストメッセージだけでなく、動画視聴やSNSも利用可能
3. 大型衛星アンテナ:Starlinkの約36倍という大型アンテナで強力な電波を送信
4. 災害対策への活用:大規模災害時には楽天モバイル契約者以外も利用可能に

楽天グループの三木谷浩史会長はこの取り組みを「携帯業界のアポロ計画」と位置づけ、日本の通信インフラにとって重要な施策であると強調しています。

このサービスが実現すれば、これまで「圏外」だった山間部や離島、海上でもインターネットや通話が利用できるようになります。また、災害時の通信確保という面でも大きな意義を持ちます。

実証実験の成功と今後のスケジュール

楽天モバイルとAST SpaceMobileは2025年4月、日本国内で初めて低軌道衛星と市販スマートフォン同士のエンドツーエンドでの直接通信によるビデオ通話に成功しました。この実験では、福島県に設置したゲートウェイ地球局から電波を「BlueBird Block 1」衛星に送信し、衛星を介してスマートフォンが受信するという流れでビデオ通話が実現しました。

今後のスケジュールとしては、2026年第4四半期(10~12月)の商用サービス開始を予定しています。サービス料金については未定ですが、三木谷会長は「大規模災害発生時には楽天モバイルの契約者以外も繋がれるようにできたらいい」と述べており、防災面での活用も視野に入れています。サービス開始後は、日本全国の面積カバー率100%を目指すとしています。

楽天モバイルの通信品質:現在地点での評価

ここまで楽天モバイルのエリア戦略の進化とプラチナバンド導入、さらに衛星通信の展望について見てきました。では、2025年5月現在の通信品質はどのように評価されているのでしょうか。

第三者機関による評価

第三者機関であるOpensignal社が2024年10月に発表した「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」では、楽天モバイルの5Gダウンロード・スピードが国内No.1の評価を獲得しています。これは楽天モバイルの5G通信基盤が高い性能を持っていることを示しています。一方で、カバレッジの面では依然として大手キャリアに一歩及ばない評価となっています。

また、MMD研究所の調査によると、乗り換え先として最も人気があるのは楽天モバイルで、全体の22.5%を占めています。価格の安さと通信品質の向上が、この人気の背景にあると考えられます。

ユーザーの声から見えてくる現状

実際のユーザーからは様々な評価の声が挙がっています。以下はその代表的なものです:

【良い評価】
・「月額3,278円で通信料も通信速度も気にすることなくYouTubeなどを楽しめている」
・「料金形態は使用量に合わせての請求のため、使用量や料金を気にせず日々使える」
・「地下鉄や人込みを除けば電波も安定している」

【改善を望む声】
・「プラチナバンドのエリアがもっと広がればいいのに」
・「建物内では依然として繋がりにくい場所がある」
・「混雑時の通信速度低下が時々ある」

全体的な傾向としては、価格の安さへの満足度が非常に高い一方で、エリアや通信品質については「以前より改善されたが、まだ大手キャリアには及ばない部分もある」という評価が多いようです。特にプラチナバンド導入による改善を実感しているユーザーが増えているものの、提供エリアの限定性から、その恩恵を受けられていないユーザーも一定数存在しています。

楽天モバイルの通信品質改善のための取り組み

楽天モバイルは通信品質のさらなる向上に向けて、様々な取り組みを行っています。ここでは、その主な取り組みについて紹介します。

「Rakuten最強プラン」プロジェクト

楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」プロジェクトとして、基地局の新設・増設を積極的に進めています。特に都市部の混雑エリアでの高密度化や、カバレッジホール(電波の届きにくい場所)の解消に力を入れています。2025年の設備投資額として約1500億円を予定しており、駅構内や地下鉄、トンネルなどの電波改善に注力しています。

「Rakuten Casa」による屋内エリアの強化

屋内での電波改善策として、楽天モバイルは「Rakuten Casa」という小型基地局を提供しています。これは自宅や会社などに設置することで、建物内の電波環境を改善するものです。インターネット回線に接続するだけで、周囲に楽天モバイルの電波を届けることができます。

Rakuten Casaの主な特徴:
・設置が簡単(インターネット回線に接続するだけ)
・半径約10~30メートルの範囲をカバー
・最大5台の端末が同時接続可能
・月額料金無料(デポジット10,000円が必要)

自宅や職場で楽天モバイルの電波が弱い場合に、効果的な解決策となります。

移動基地局による対策

楽天モバイルは、大規模イベント会場やお祭り会場など、一時的に人が集中するエリアでの通信品質確保のため、移動基地局の出動も行っています。これにより、混雑時の通信速度低下を防ぎ、快適な携帯電話サービスの提供に努めています。

移動基地局は、車両に搭載された基地局設備で、必要に応じて素早く展開できるのが特徴です。大規模なコンサートやスポーツイベント、お祭りなど、一時的に多くの人が集まる場所で活躍します。また、災害時の通信確保にも重要な役割を果たします。
楽天も

楽天モバイルは本当におすすめ?利用シーン別の判断ポイント

楽天モバイルの通信品質は確実に向上していますが、すべての人に最適というわけではありません。ここでは、利用シーン別に楽天モバイルがおすすめできるかどうかを分析します。

1. 日常的な使用(SNS、Web閲覧、動画視聴など)

日常的なSNSの利用やWeb閲覧、動画視聴などであれば、楽天モバイルは十分な性能を発揮します。特に都市部では自社回線が充実しており、快適に利用できるケースがほとんどです。さらに「Rakuten最強プラン」では使った分だけ料金が変わるため、月によって使用量が変わる方にも適しています。

2. ビジネス利用(テレワーク、オンライン会議など)

テレワークやオンライン会議など、ビジネス用途での利用を考えている方は、利用環境によって判断が分かれます。

都市部の自宅や職場でテレワークを行う場合は、楽天モバイルでも問題なく使えるケースが多いです。しかし、建物の構造や立地によっては電波が入りにくい場合もあります。特に重要な商談や会議が頻繁にある方は、事前に利用予定の場所での電波状況を確認するか、Rakuten Casaの利用も検討するとよいでしょう。

3. 地方での利用

地方での利用については、エリアによって状況が大きく異なります。

地方都市や主要な観光地であれば、楽天モバイルでも十分に利用できるケースが多いです。しかし、山間部や過疎地域では、まだカバレッジに課題がある場合もあります。特に山岳地帯や離島での利用を予定している方は、事前にエリアマップで確認することをおすすめします。2026年末に予定されている衛星通信サービスが開始されれば、こうした地域でも通信が可能になる見込みです。

4. オンラインゲームなど低遅延が求められる用途

オンラインゲームなど、通信の安定性や低遅延が重視される用途では、注意が必要です。

FPSゲームなど反応速度が重要なオンラインゲームでは、楽天モバイルよりも大手キャリアの方が安定している場合が多いです。特に混雑時間帯や電波状況の悪い場所では、遅延や切断のリスクがあります。ただし、こうした用途でも自宅Wi-Fi環境を主に利用し、外出先では軽めのゲームをする程度であれば問題ないでしょう。
楽天モバイル プラン料金

最後に:楽天モバイルの今後の展望

ここまで楽天モバイルの通信品質の現状と進化について詳しく見てきました。最後に、今後の展望についてまとめておきましょう。

楽天モバイルは2026年までに以下のような進化が予定されています:

1. プラチナバンド基地局の拡大(2026年3月までに約10,000局予定)
2. 衛星通信サービス「Rakuten最強衛星サービス」の開始(2026年第4四半期)
3. 5Gエリアのさらなる拡大と高速化

これらの施策により、現在の課題である「屋内や地下での接続性」や「山間部などのカバレッジ」が大幅に改善される見込みです。

楽天モバイルは参入から約5年で、大手キャリアに迫る通信品質を実現しつつあります。価格の安さと通信品質のバランスは年々向上しており、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。特にプラチナバンドの導入と衛星通信サービスの開始により、これまでの弱点を克服し、より多くのシーンで快適に利用できるようになることが期待されます。

最終的には、あなたの利用環境や用途に合わせて判断することが大切です。通信エリアのチェックや対応端末の確認を行った上で、ぜひ楽天モバイルの利用を検討してみてください。

楽天モバイル

よくある質問

楽天モバイルのプラチナバンドはいつから利用できるようになりましたか?

楽天モバイルのプラチナバンドは2024年6月27日から商用サービスが開始されています。ただし、2025年5月現在はまだ提供エリアが限定的で、東京都世田谷区を含む5カ所で提供中です。今後、都市部を中心に順次拡大していく予定です。

プラチナバンドを利用するには新しい端末が必要ですか?

プラチナバンドを利用するためには、700MHz帯(バンド28)に対応した端末が必要です。iPhone 12以降のシリーズや多くの最新Androidスマートフォンは対応していますが、古い機種では対応していない場合があります。楽天モバイルの公式サイトで対応状況を確認できます。

今使っているスマホが楽天モバイルのプラチナバンドを掴んでいるか確認する方法はありますか?

Androidの場合は「Network Cell Info Lite」というアプリ、iPhoneの場合は「電話」アプリで「*3001#12345#*」を入力するフィールドテストモードで確認できます。バンド28(700MHz帯)を掴んでいればプラチナバンドを利用中、バンド3(1.7GHz帯)を掴んでいる場合はプラチナバンド以外の周波数帯を利用中です。

楽天モバイルの衛星通信サービスはいつから始まりますか?

楽天モバイルの「Rakuten最強衛星サービス」は2026年第4四半期(10月~12月)に提供開始予定です。このサービスでは、特別な端末不要で一般的なLTE対応スマートフォンを使って衛星と直接通信ができ、山間部や離島、海上などでもインターネット通信やビデオ通話が可能になります。

楽天モバイルの人口カバー率はどれくらいですか?

楽天モバイルの4G人口カバー率は2023年9月時点で99.9%に達しています。これは国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出された数値です。実際の体感としては地域や建物の構造によって差があるため、重要な用途で利用する場合は事前にエリアチェックをおすすめします。