楽天モバイルと大手3社比較|家族割・世帯総額
楽天モバイルとドコモ・au・ソフトバンクを比べるときは、家族全員の割引後料金と、乗り換えても残る支払いをそろえてください。本人の基本料金が下がっても、残る家族の割引が減ったり、通話やメールに費用が加わったりすると、世帯の差額は小さくなります。
この記事は、大手3社から音声通話付きのRakuten最強プランへの変更を検討する家庭向けです。料金と契約条件に基づく比較で、通信速度の実測、利用者調査、会社の順位付けは行っていません。Rakuten最強U-NEXT・データタイプ・法人契約は対象外です。
最終確認:2026年10月11日(日本時間)。金額は税込です。2026年10月の通常料金を使い、12月の発表済み変更は別に記載しています。端末代、通話・SMS、オプション、各種ユニバーサルサービス料・電話リレーサービス料等は基本料金に含めていません。
Contents
楽天モバイルと大手3社の現行プランを比較
まず、大容量を使う場合の代表プランを確認します。下表の割引後料金はそれぞれの条件を満たした例です。同じ割引条件や付帯サービスのプランを並べたものではなく、すべての受付中プランを網羅しているわけでもありません。
| 会社・プラン | 通常の基本料金 | 条件付きの料金例 | データ利用上の注意 |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル Rakuten最強プラン |
20GB超:3,278円 | 最強家族割のみ:3,168円 | 国内容量無制限。混雑時など公平なサービス提供のため速度制御の場合あり |
| ドコモ ドコモ MAX |
3GB超:8,448円 | 下記5つの通常割引で5,148円 | 国内容量無制限。大量通信時などに制限の場合あり |
| au auバリューリンクプラン |
8,008円 | 家族・自宅回線・カードの割引で5,478円 | 月200GB超は最大5Mbps。テザリング等は合計60GBまで |
| ソフトバンク テイガク無制限 |
8,008円 | 家族・自宅回線・通常カードの割引で5,368円 | 直近30日間で300GB超は最大4.5Mbps。時間帯・機械的通信などの制御あり |
- 楽天:最強家族割の対象グループへの参加により、対象回線ごとに110円引き。年齢別割引やポイントは含めていません。
- ドコモ:みんなドコモ割3回線以上1,210円、長期利用20年以上220円、対象dカード550円、ドコモ光等1,210円、でんき110円を適用した例です。550円引きの対象カードには年会費がかかります。
- au:家族割プラス3人以上1,210円、auスマートバリュー1,100円、au PAY カードお支払い割220円を適用した例です。
- ソフトバンク:新みんな家族割3回線以上1,210円、おうち割 光セット1,100円、通常のPayPayカード割330円を適用した例です。ゴールドカードの550円引きや、条件付きの毎月ポイント特典は計算に入れていません。
セット割のための固定回線・電話・指定オプションや、カード年会費・電気料金は別途です。割引を受けるためだけに新しい契約を増やすなら、その費用も足してください。ポイントを充当した「実質負担額」と、割引後の請求額は分けて比較します。
出典:Rakuten最強プラン詳細、最強家族割、ドコモ MAX、auバリューリンクプラン、テイガク無制限。auはテザリング等の60GB超過後、当該通信が最大128kbpsとなります。
少量利用と旧プランは、上の大容量料金に置き換えない
Rakuten最強プランは、3GB以下1,078円、3GB超〜20GB以下2,178円、20GB超3,278円です。最強家族割のみを適用すると、それぞれ968円・2,068円・3,168円になります。20GBちょうどは2,178円の区分です。
一方、ドコモ miniの通常料金は4GBが2,750円、10GBが3,850円です。セット割等が付く場合は、この金額から下がります。大容量のMAXと比べて「ドコモだから高い」と決めると、現在の低い料金を見落とします。楽天側の中容量の考え方は、8GB・9GBの料金と料金区分の確認方法も参考になります。
auの「使い放題MAX 5G/4G」は受付終了済みで、「使い放題MAX+」や「auバリューリンクプラン」と別の契約です。ソフトバンクの「メリハリ無制限+」も新規受付終了済み。現行ページの通常料金は月7,975円で、以前の7,425円をそのまま比較に使えません。今の正式なプラン名と直近の割引後明細を起点にしてください。
出典:ドコモ mini、auの受付終了プラン、メリハリ無制限+の現在の条件。少量利用の割引、増量、年齢・期間限定施策は別に確認します。
12月のドコモ改定は、10月の料金に混ぜない
ドコモは2026年12月1日から、eximoなどを月550円増、irumoの3/6/9GBを月330円増、0.5GBを月110円増にすると発表しています。ahamoも料金・容量の変更予定があります。ドコモ miniは11月30日に新規受付を終え、既存契約は継続可能。12月1日開始予定の「ドコモ mini2」は別プランです。
この発表の対象を確認せず、MAXも一律に値上がりすると考えたり、10月の差額をそのまま12倍したりしないでください。年間で考えるなら、料金改定、期間限定割引の終了、端末の支払い回数が変わる月ごとに足し合わせます。
出典:2026年9月25日のドコモ公式発表。10月11日現在の発表済み予定です。
家族割が減る分を含めて世帯で比較する
乗り換え後は、移る人の料金に、残る家族の変更後の料金を足します。家族の「増額分」だけでは世帯全体の金額になりません。そのうえで、端末、通話、必要なサービス、自宅回線を同じ条件で加えてください。

3回線から2回線になると、残る人の割引も変わる
| 残る回線のプラン例 | 家族の回線数による割引 | 残る1回線の月額増 |
|---|---|---|
| ドコモ MAX | 1,210円引き→550円引き | 660円 |
| auバリューリンクプラン | 1,210円引き→660円引き | 550円 |
| SoftBank テイガク無制限 | 1,210円引き→660円引き | 550円 |
残る人が2回線なら、表の増額を2回線分計算します。ただし、同居人数とカウント対象の回線数は同じとは限りません。4回線から3回線なら、上の「3回線以上」の区分は変わりません。旧プランや割引対象外プランが混じる家庭は、回線ごとの条件を確認してください。
たとえばドコモでは、ahamoは回線数のカウント対象でも、みんなドコモ割そのものは付きません。auでは、条件を満たすauスマートバリュー・UQ mobile自宅セット割のグループ回線をカウントする場合があります。全員に同じ増額を当てはめないことが大切です。
光回線を残す案と、変える案は分ける
携帯を楽天へ移しても、自宅のインターネットを同時に変更する必要はありません。継続するなら、その料金も比較に残します。今まで大手側にだけ光回線料を足し、楽天側は自宅のインターネット代を0円にする比較は、利用条件がそろいません。
移る本人のセット割は引き継がれません。残る家族は、対象回線・固定回線やグループ登録等の条件を満たすか再確認します。特にドコモ光のペア回線になっている番号を移す場合は、ペア回線の変更や支払設定も先に確認してください。
光回線ごと変えるなら、残る家族のセット割に加え、工事費、契約解除料、機器残債、指定オプションの費用も見積もります。テザリングで自宅回線を代替する案は、通信量、家族の同時利用、留守中の接続まで確認した別の案として扱いましょう。
確認先:ドコモ光セット割、ドコモ光の注意事項、auスマートバリュー、おうち割 光セット。
2つの仮定例で「残す・1人移る・全員移る」を比べる
以下は実績や体験談ではなく、公式料金から計算した独立した2世帯の仮定例です。通常の1カ月を比較し、家族割等は適用済み、ポイントや期間限定特典は使いません。通話・SMS、有料オプション、各種サービス料、切替月の重複請求や契約・解約費用は除くため、表は請求総額ではありません。
例1:大人3人がそれぞれ月50GB使う家庭
現在は3人ともauバリューリンクプランで、家族割・auスマートバリュー・au PAY カードお支払い割が適用され、各5,478円とします。カウントされる回線はこの3本だけです。端末は買い替えず、楽天の対応確認を済ませているものとします。
端末の分割払いは1人月2,200円、対象の自宅回線・電話等の請求は世帯で月6,000円と仮定し、どの案でも継続します。この2つは公式の販売価格ではなく、比較方法を示すために置いた家計の数値です。付帯サービスを別料金で買い直す予定はない前提です。
| 項目 | 全員auのまま | 1人だけ楽天へ | 3人とも楽天へ |
|---|---|---|---|
| auの基本料金 | 5,478円×3 16,434円 |
6,028円×2 12,056円 |
0円 |
| 楽天の基本料金 | 0円 | 家族割なし 3,278円 |
最強家族割適用 3,168円×3=9,504円 |
| 端末分割代・3人分 | 6,600円 | 6,600円 | 6,600円 |
| 自宅回線・電話等 | 6,000円 | 6,000円 | 6,000円 |
| 比較小計 | 29,034円 | 27,934円 | 22,104円 |
| 全員auの案との差 | 基準 | 月1,100円減 | 月6,930円減 |
1人だけ移る案では、本人の基本料金は5,478−3,278=2,200円下がります。しかし、残る2人は家族割が各550円減るので、差額は2,200−550×2=月1,100円になります。全員移る案は3回線とも楽天の家族割に参加する前提です。
数字だけなら全員移る案が小さくなりますが、全員の利用場所や電話のかけ方まで合うことが条件です。誰かに通話オプション・メール・サポート・予備回線が必要なら加算します。家族のうち1人に合っただけで、同時に全員移す判断はしないでください。
例2:2人とも月4GB以内で、ドコモ miniの割引を使う家庭
別の家庭として、大人2人が毎月3GBを超え、4GB以内に収まる場合です。各自がドコモ miniの4GBを契約し、通常のdカード220円、ドコモ光等1,210円、でんき110円の割引が適用されているとします。期間限定の容量増量を使わなくても足りる前提です。
- 現在の基本料金:[2,750−220−1,210−110]×2=月2,420円
- 2人とも楽天・最強家族割適用:2,068×2=月4,136円
- 基本料金の差:4,136−2,420=月1,716円増
端末、自宅回線、電気契約を継続し、他の費用・他回線への影響が変わらなければ、この家庭では楽天に移すほうが基本料金は高くなります。電気料金などの継続費用自体を0円とみなしているわけではありません。3GB以下へ減らす、新たに大容量を使うなど、使い方が変われば計算も変わります。
計算根拠:上掲のauバリューリンクプラン・家族割プラス、ドコモ mini、Rakuten最強プラン・最強家族割。金額は10月の条件で計算しています。
通話・サポート・エリアが合うかを確認する
通話はアプリと相手をそろえる
Rakuten Linkを使った対象の国内通話は無料です。スマホ標準の電話アプリから発信する通常の国内通話は22円/30秒で、0570など一部番号は無料通話の対象外です。アプリの使い分けが必要な人に、Linkの0円を無条件に当てはめないでください。
大手側の家族間通話が無料でも、家族の一部が別会社へ移れば、同じ無料条件のままとは限りません。たとえばドコモ MAXやSoftBankの基本プラン(音声)は、対象の家族以外への通常の国内通話が22円/30秒です。移る人からの発信だけでなく、残る家族から移る人への発信も確認しましょう。
通話オプションを付ける場合は、その月額と対象外番号を加えて再計算します。回数・1回の長さ・発信先が違えば必要なオプションも違うため、「どの会社も同じかけ放題」とは扱えません。
出典:Rakuten Linkの通話条件、ドコモ MAXの家族間通話・音声オプション、ソフトバンクの基本プラン(音声)の注意事項。
店頭があることと、必要な支援が無料なことは別
楽天モバイルにも店舗があります。ただし、店舗によって扱うサービスが異なり、家電量販店・郵便局内の店舗では一部対応しないものがあります。初期設定、データ移行、故障相談のどれを頼みたいか決め、窓口・料金・予約の要否を確認してください。
現在の店頭支援をよく使っている人は、通信料の差だけでなく、困ったときに相談できる場所も比較しましょう。本記事では店舗数や待ち時間によるサポートの優劣を判定していません。
確認先:楽天モバイルの店舗検索・取扱サービス。
人数分の生活圏と端末を確認する
自宅・職場・学校・よく使う建物などを、家族それぞれで確認します。楽天のエリアマップ内でも、屋内・地下・電波状況などで通信速度は変わります。「国内無制限」や人口カバー率だけで、自分の部屋でのつながり方は保証されません。
端末は機種名だけでなく、型番・購入元・SIMの種類と、通話・SMS・データ通信等の対応を調べます。今の会社で使えていても、乗り換え先で同じ機能を使えるとは限りません。確認できないまま全員の主回線を一度に移すのは避けましょう。
確認先:楽天モバイルの通信エリアと注意事項、利用製品の対応状況。
端末代・メール・切替月の費用を足す
端末残債は回線の乗り換えでなくならない
ドコモ・au・ソフトバンクで買った端末の分割払いが残っていれば、回線を変えても原則として支払いが続きます。比較例のように同じ端末を使い続けるなら、現在と乗り換え後の両方に残債を入れてください。
返却プログラムを使う場合は、加入したプログラム名・加入時期・返却期限・査定・利用料を別に確認します。MNPをしただけでは返却や残債免除の手続きは完了しません。新しい端末も買うなら、旧端末と新端末の支払いが重なる期間も計算します。
出典:ドコモのMNPと分割支払金、auの解約後の端末残額、ソフトバンクの解約時の機種代金。
メールや付帯サービスを続けるなら、継続費を入れる
キャリアメールを残す場合、持ち運びサービスの申し込みが必要です。ドコモ・auは通常月330円。ソフトバンクは1メールアドレスごとに月330円、または年3,300円です。申込期限や必要なアカウント、支払方法があるので、切替前に確認してください。
今の料金に含まれる動画・ポイント・サポート等も棚卸しします。利用していない特典を全額の現金値引きとして評価せず、移行後も使うために別契約するサービスだけ、その支払いを追加します。端末補償も自動でなくなると決めつけず、契約を確認しましょう。
出典:ドコモメール持ち運び、auメール持ち運び、ソフトバンクのメールアドレス持ち運び。無料期間や年払いの扱いは公式条件を確認してください。
初月の重複請求と手数料も予算に入れる
楽天の初月は日割りではなく、契約後から月末までの利用量で基本料金が決まります。転出元の解約月も原則日割りにならないプランがあるため、切替月は両社の支払いが重なる前提で確認してください。ソフトバンクは自分の請求締日も確認します。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 楽天の契約事務手数料 | 同一名義で累計4回線目まで無料。累計5回線目以降は1回線3,850円。2020年4月8日以降の解約済み回線も含む |
| 累計から除く手続き | プラン変更、初期契約解除、譲渡・承継を受けた場合などの除外規定あり |
| 楽天を1年以内に解約する場合 | 2025年4月1日以降に申込み・利用開始した回線が対象。Rakuten最強プランは最大1,078円。割引によって異なり、初期契約解除等の例外あり |
| 楽天の口座振替 | 月110円の手数料。支払方法もそろえて比較する |
| 転出元の契約解除料 | 契約日・プラン・利用期間によって発生する場合がある。MNPができることと、解約費用が0円であることは別 |
転出元にも新しい短期解約条件があります。個人契約のドコモは2025年7月1日以降、auは2025年10月1日以降に新規契約し、1年以内に解約する回線が原則対象です。ソフトバンクは2026年7月1日以降の新規契約・MNP等で、回線提供開始月から12カ月以内の解約が対象になります。上限は各社1,100円ですが、低額プラン・対象外条件や、それ以前の契約の扱いも公式で確認してください。
出典:楽天の初月料金、楽天の各種手数料、累計回線の事務手数料、楽天モバイル料金表、楽天の解約手数料適用日、ドコモの解約条件、auのMNP時の費用、ソフトバンクの解約条件と締日。
申し込み先は「条件に合う人」から決める
- 楽天を具体的に検討しやすい家庭:大容量を使う人がいて、対応端末・利用場所・Link通話を確認でき、残る家族や継続費を含めても支払いが下がる。
- 今の会社を残す案も有力な家庭:少量プランの割引が大きい、家族間通話をよく使う、今の店頭支援や付帯サービスを継続して使いたい。
- まだ申し込みを急がない家庭:家族割の対象回線数、端末返却条件、電波や必要な通話料金を確認できていない。
申し込む前に、家族全員の「通信量・割引後料金・通話・端末残債」を1行ずつ書き出しましょう。MNPで番号を引き継ぐ場合は、転出元を先に通常解約せず、楽天モバイルの公式MNP手順に沿って進めます。本人確認・SIM配送・設定に使う時間も確保してください。
楽天モバイルと大手3社比較のよくある質問
一律にはいえません。現在のプラン、家族の割引、通話、残る端末代で差額は変わります。年間で比べるときは、料金改定や特典終了、切替月の費用も月ごとに計算してください。
1人だけ移る案も選べます。ただし、残る家族のカウント数による割引減少と、別会社になった家族への通話料を確認してください。本文の例1では、本人の月2,200円の基本料金差に対し、家族を含む差は月1,100円です。
必ず同時に変える必要はありません。光回線を残す場合の料金と家族への割引、変える場合の工事・解約・機器の費用を分けて比較します。ドコモ光のペア回線など、登録の変更が必要かも確認しましょう。
回線の乗り換えと端末代の支払いは別です。残債があれば支払いは原則続くため、楽天の基本料金に加えて計上します。返却プログラムを使う場合は、加入時の条件と返却手続きを確認してください。
本人の月額差を、家族全体の差額へ計算し直す
大容量の基本料金が合っても、家族の割引や必要なサービスを含めて初めて、乗り換える意味が見えてきます。全員の使い方をそろえて「残す・1人移る・全員移る」を比べ、電波・通話・サポートと初月費用に納得できた案を選びましょう。
料金と条件は2026年10月11日に公式ページで確認しました。仮定例は利用実績や節約保証ではありません。申込時は各社の最新の提供条件・重要事項説明をご確認ください。
